結婚式は人生に一度の大イベントですが、費用もかなりのものです。
ブライダルローンを利用することで結婚式や新生活の費用を賄うことができますが、ローンの利用にはデメリットや注意点も多く存在します。
この記事では、ブライダルローンを利用する際のリスクや金利、無利息期間、ご祝儀を利用した返済方法について詳しく解説します。
ブライダルローンはやめたほうがいい?
ブライダルローンをやめたほうがいいという意見もあります。
主な理由として、結婚後の生活が返済負担で厳しくなる可能性が挙げられます。
そのため、借入れ前には返済計画をしっかり立てることが大切です。
ブライダルローンはやめたほうがいいと言われる理由
ブライダルローンを利用する際、慎重になるべき理由はいくつかあります。
一つずつ見ていきましょう。
手間がかかったうえに審査が通らないこともある
ブライダルローンの審査は、一般のカードローンに比べて厳しいことが多く、特に銀行系のローンでは、年収や他の債務状況が厳しくチェックされます。
返済能力が疑われる場合や、過去に金融事故がある場合、審査に通らないことも珍しくありません。
また、審査には数週間かかることがあり、結婚式のスケジュールに間に合わないこともあります。
支払い総額が大きくなり新生活が苦しいスタートになる
ブライダルローンの返済は、新婚生活の負担になる可能性があります。
結婚式の費用は平均で約362万円、全体の結婚関連費用は500万円を超えることが多いため、ローンの返済額が大きくなり、家計が圧迫されるリスクがあります。
返済が長期にわたると利息がかさみ、結果として支払い総額が大きくなります。
金利が負担になる
ブライダルローンの金利は、通常4〜7%程度ですが、一部のローンでは12%を超えることもあります。
また、無利息期間が設定されている場合でも、その期間を過ぎると高金利が適用されることが多いです。
返済期間が長引くと、金利負担が増えるため、特に長期間での返済を検討している場合は慎重に選ぶ必要があります。
他のローンが組めなくなる可能性がある
ブライダルローンを利用することで、後に住宅ローンや自動車ローンなど、他のローンが組みにくくなる可能性があります。
特に多額の借り入れや、返済の延滞があると、信用情報に悪影響を与え、今後のローン審査が厳しくなることがあります。
ブライダルローンはやばい?
ブライダルローンが「やばい」と言われる理由は、金利負担による返済総額の増加です。
また、新婚生活で予想外の出費が発生した際に、他のローンを利用する余地が減ることもリスクとなります。
そもそもブライダルローンとは?
ブライダルローンとは、結婚式や新婚旅行などの費用に充てるための個人ローンです。
目的が限定されているため、一般のフリーローンやカードローンよりも金利が低く設定されていることが多いですが、借入額が大きいため慎重に選ぶ必要があります。
ブライダルローンの内容と特徴
ブライダルローンは、結婚関連の費用だけでなく、婚約指輪や結婚指輪、新生活の費用など幅広い用途に使うことができる場合があります。
式場と提携しているローンの場合、手続きが簡単で、直接式場に支払いが行われることもあります。
ブライダルローンを使う人はどれくらいいる?
日本では、特に結婚式の費用が大きい場合、ブライダルローンを利用するケースが見られます。
しかし、利用する人の割合はそれほど高くはなく全体の2~3%にとどまっており、一般的には貯蓄や親からの援助、ご祝儀を活用することが多いようです。
ブライダルローンの金利はどれくらい?
一般的なブライダルローンの金利は4〜7%とされていますが、金融機関やローンの種類によっては、10%を超えることもあります。
例えば、スルガ銀行の「結婚式費用立て替えプラン」では、無利息期間後の金利が8.8〜12.8%と高めに設定されています。
ブライダルローンの無利息期間とは?
無利息期間が設定されているブライダルローンもあり、例えばスルガ銀行のプランでは3ヶ月の無利息期間が特徴です。
この期間内に返済を完了できれば、利息の負担を大幅に軽減できます。
ただし、無利息期間を過ぎると高い金利が適用されるため、計画的な返済が求められます。
ブライダルローンの審査は厳しい?
ブライダルローンの審査は、他のローンと比べて厳しい傾向があります。
特に銀行系のローンでは、借入額が高額になるため、返済能力や信用情報が厳しくチェックされます。
過去の金融事故や他の債務がある場合、審査が通らない可能性も高いです。
ブライダルローンを使った人の口コミ
ブライダルローンを実際に使ったという人の意見についても見てきましょう。
以下は、結婚式の費用をどのように賄ったかという問いかけの投稿に対してのリプライの投稿です。
貯めてた(当時エンジニアの夫が←)&ブライダルローン組んだ。ローン組んだけどご祝儀で払って残りは金利がつかない3ヶ月以内で完済した。(新婚旅行で思ったほどお金使わなかった)
— おっちー@定時で帰るフルタイムフルリモワーママ (@SES97217111) August 22, 2024
選ぶ式場によるけどドレスの選択肢はかなり狭かった😂拘りなかったから私は全然良かったけど😂 https://t.co/5u6ECuPPOS
続いて、別の方の投稿です。
結婚式費用高いけど
— ゆうた@よめむこカフェ (@yuta_yomemuko) June 15, 2023
一生に一度だし妥協してはいけない。そう思ってブライダルローン借りてる人って意外と多いんよね。
自分もそうやったけど、結婚式終わったあと返済に結構苦労した。
新婚生活のスタートに良くないし、結婚式に対するイメージも良くない…
結論、誰も得していない。
無利息期間を使い何事もなく返済を完了させたカップルもいれば、想像していた以上に返済に苦労したというカップルもいるようです。
無利息期間中に返済できる見通しが立つか、また借金であることを自分もパートナーも理解した上で使いたいと思えるかも、ブライダルローンを使うかどうかの判断の基準となりそうです。
ブライダルローンのメリット・デメリット
ブライダルローンは、結婚式にかかる大きな費用を一時的に補うための手段ですが、その利用にはメリットとデメリットが存在します。
結婚式の夢を実現するための助けとなる一方で、ローンが新生活に与える影響についても慎重に考える必要があります。
メリット
資金の即時確保
ブライダルローンを利用することで、結婚式の費用を一度に支払わなくても、式の準備を進めることができます。
ご祝儀や後払いが可能な会場であれば、結婚式後に支払いを返済する計画を立てやすくなります。
無利息期間の存在
一部のブライダルローンでは、一定の無利息期間が設定されていることがあるため、短期間で返済できれば、金利負担を避けることができます。
デメリット
返済負担の増加
返済期間や金利を考慮せずに借り入れると、結婚後の生活費に加え、ローン返済が重くのしかかります。
特に金利が高い場合、最終的に支払う総額が大きくなり、新生活に影響を与える可能性があります。
他のローンに影響
ブライダルローンは無担保ローンであるため、結婚後に住宅ローンなどの大きなローンを組む際に、審査で不利になることがあります。
信用情報への影響も考慮する必要があります。
ブライダルローンをすぐ返すことはできる?
無利息期間内であれば、ご祝儀を利用してすぐに返済することが可能です。
多くのカップルが、この方法を利用して無利息の期間中に返済を完了させ、金利負担を最小限に抑えています。
ブライダルローンのご祝儀返済とは?
「ご祝儀返済」は、結婚式後に受け取るご祝儀を使ってローンを返済する方法です。
ご祝儀が見込める場合、後払いが可能な会場を選び、式後に受け取ったご祝儀で返済をするカップルも多いです。
ゼクシィのブライダルローンとは?
ゼクシィのブライダルローン(正式名称:ゼクシィ結婚式費⽤⽴替えプラン)とは、ゼクシィのサービス提供元である株式会社リクルートホールディングスがスルガ銀行との業務提携により提供する、挙式費⽤のほか披露宴・結婚指輪購⼊・新婚旅⾏といった結婚に関する費⽤のすべてに利用できるブライダルローン※です。
利用日から3か月間の無利息期間が設けられているため、ご祝儀での返済を計画するカップルにも利用しやすいです。
※2024年9月現在、ゼクシィ公式サイトには同サービスに関する情報は見当たりませんでした。(過去にはあった痕跡あり)
しかし、スルガ銀行の公式サイトには同様のサービスの情報が存在したため、業務提携・サービスは継続されているものの、「ゼクシィ」との連携(ゼクシィからの情報発信等)は行われていない可能性が高いです。
ゼクシィブライダルローンの特徴
ゼクシィブライダルローンは、挙式費用や新婚旅行など幅広い用途に使える無担保ローンです。
金利は8.8~12.8%程度で、審査には1~2週間かかることが一般的です。
また、保証人は基本的に不要ですが、信用情報に問題がある場合、審査に通らない可能性もあります。
このローンは、結婚式にかかる大きな費用を補う手段としては便利ですが、返済計画が重要です。
おすすめのブライダルローン
おすすめのブライダルローンは、無利息期間や低金利のオプションがあるものです。
一定の期間中であれば無利息で利用できるプランはご祝儀返済との相性がよく、人気です。
また、他の銀行やカード会社のブライダルローンも比較検討するとよいでしょう。
ブライダルローンを使わずに結婚式をする方法は?
ブライダルローンを使わずに結婚式を挙げる方法としては、費用を抑えた小規模な結婚式や、会費制の結婚式を検討することが考えられます。
親族や友人からの援助や、事前の計画的な貯蓄も有効な手段です。
また、後払い可能な会場を選ぶことで、ご祝儀を利用して結婚式費用を支払う方法もあります。
ブライダルローン やめたほうがいいについて知恵袋などによくある質問
ブライダルローンの使用率は?
挙式、披露宴の資金調達の方法として、ブライダルローンを使用したのは全体の2%という調査結果があります。
ブライダルローンの金利相場は?
金利は年3%~15%程度で、利用する機関によって異なります。
ブライダルローンの審査はどのくらいかかりますか?
審査には1~2週間程度かかることが一般的です。
ブライダルローンの上限はいくらですか?
上限は300~500万円程度に設定されていることが多いですが、各機関により異なります。
まとめ:ブライダルローンを使わない方法も参考に!
ブライダルローンは、結婚式にかかる費用を一時的に補うための便利な手段ですが、返済の負担や新生活への影響を考慮し、慎重に検討する必要があります。
無利息期間を活用し、ご祝儀で返済できる場合は有効ですが、ローンを利用せずに費用を抑えた結婚式を計画することも賢明な選択肢です。
この記事が、おふたりに合った結婚資金の準備方法を考えるきっかけとなれば幸いです。
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